『スクールデイズ』と怖い物見たさ


昔、知り合いの女と話していて、
どういう経緯でそういう話になったのか忘れてしまったが、
昼ドラのドロドロ男女関係について話した。
そこで彼女が
「ああいう(展開やドラマ)のを好むのは、
 そういうことを経験したことがない人だ」
と言っていて、
いや、まったくその通りだね
と我輩は我が意を得たりという感じに相槌を打った。
思い出したくもないことというのは、
語りたいとも見たいとも思わないものだ。


同様のことが昨今話題になっていた
スクールデイズ』にも言える事なのではないかと思う。
別段、ストーリーにも展開にも人物描写にも、
とりたて優れた点があったわけではなく、
衝撃的な結末や最低の行動があっただけだ。
こういう馬鹿馬鹿しいソープオペラをだしに
「自主規制云々」「表現の自由云々」するのは
もっと馬鹿馬鹿しい。
この種の真面目さはさらっと流して、
馬鹿馬鹿しいなりに楽しみ、
そういう真面目主義を茶化すにしくはない。