2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

走り書き

今日中にあげられそうにないので、とりあえず書いたところまであげておくことにした。後日消す予定なのでコメント等は控えて欲しいが、消されてもよいならご随意に。三分割くらいにしようかと考えているが、どうなるかは分からない。とりあえずあげておけば…

日本近代史についての雑多な覚書

日本の「反知性主義」というものがあるとするならば、それはやはり明治時代から考えなければならないと思うが、福田恒存の評論あたりで大体片が付くような気がする。誰しもが俗物なのだと書いた「俗物論」(全集の「覚書 一」で川端康成もやはり芸術家という…

「反知性主義」について(補遺)

先日の「反知性主義について」の短い雑感に対する補遺を記す。本館の続き物とも関連があるので、本館でもっと掘り下げた議論をしてみてもよいが、前日の覚書がさっと見てさっと書いた粗い議論なので、さしあたってもう少し突っ込んだところまで掘り下げ、研…

「反知性主義について」(改題)

何か最近、他人の揚げ足を取るようなことばかり書いているような気がしなくもないが、コメント欄がなくて、ブックマークのコメンターたちの指摘もないようなので、修正を促したいので書くのだが、『海難記』というブログの「ニッポンの反知性主義」において…

国制に関する思想について

気が付くと前回エントリから一週間以上経っていて、そろそろ四番目を更新せんといかんなあと思いつつ、中々考えがまとまらないでいる。書きながら考えるために、このブログがあるわけだが、読み返してみると、まあ、何と言うか、つまみ食い的なものをあっち…

「日韓併合」という変な名称について思うこと

この種の話題は扱いが難しいが(――とは言っても、この種の話題に“政治的”という枕詞を付けることを我輩は好まない)、こちらのエントリ(http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20080521/p1)と、それ以前の関連する三つのエントリに関して少々の雑感と覚書を記して…

自由主義の難しさ

最近、カントやらルソーやらを読み直しているのだが、如何せん発想が古い。もちろん、そうでない部分も多いが、それはどちらかというと新しい古いではなく、普遍的な問題なのであろう。カントの『永遠平和のために』(訳中山元、光文社文庫)を読んでいて驚か…

 シナを思う

四川周辺で起こった大震災は、時間が経てば経つほどに、我々の想像を超えるような被害を生み出しているようである。老婆が呆然と倒壊した家屋を見つめ、青年が険しい表情のまま凍りついている立ちすくみ、手を小さく震えさせている姿など、画面越しながら深…

西洋思想史に関する雑多な覚書

本館のエントリのためにルソーとか、ロックとか、ミルを読み直しているのだが、たまたま見かけたエントリにあった、『思想地図』で交わされたというルソー解釈などに少々首を傾げる部分があったので、それについてと、西洋思想史について若干の覚書を残して…

モラル=全体性について

予定通りにまとまらないので、とりあえず部分的にエントリの形にしてみる。それにしても、考えを重ねて行くと、自分が意外に功利主義を否定していない事が分かって、どうしたもんかと悩む。ミルはともかく、ベンサムなどに至っては生理的嫌悪感と吐き気を覚…

ふとした疑問

長文エントリをのんびり書きつつ(――どうでもいいことだけど、世の「アルファ・ブロガー」と称される人々は、どうしてあんなに速く、しかも大量のエントリを量産できるんだろう)、関係ないエントリやら本やらを気分転換に読んでいるのだが、小谷野敦氏のエン…